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地震に備える。防災グッズリストや家の中の安全対策。

公開日:2024/01/16  更新日:2024/07/30
地震に備える

地震はいつ、どこにどれくらいの大きさのものが発生するのか、確実なことはわかりません。自分や大切な家族の命を守るためにも、日頃から防災対策をしておくことで、被害を少なくすることができます。
今回は被災して困ること、備えておくと安心なことについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

被災して困ること

地震 被災して困ること

ライフラインが使えない

日常生活を営むための、最低限必要な設備をライフラインといいます。 具体的には「電気・ガス・水道などの公共設備、電話・インターネットなどの通信設備、物・人の移動に用いる物流や公共交通機関」を指します。ライフラインが寸断されている間は、日常生活に制限がかかり、場合によっては命に関わる問題になります。

食料品が足りない

地震によって道路の寸断や交通規制により、物流に影響が出ると、食料品の調達が難しくなることがあります。避難所の備蓄にも限りがあります。大規模地震が発生して、被災地の外からの食料支援を受けられるようになるには数日かかることがあります。

必要な情報が届かない

地震発生時の情報収集ツールとしてはスマホやラジオなどがあります。通信障害が発生したり電池残量が十分でない場合、必要な情報を入手できないことも。

備えておくと安心なこと

地震 備えておくと安心なこと

災害時に備えた備蓄品

ライフラインの寸断により最も困るのは水の確保です。特にトイレが流せず不衛生で使いづらい状況になると、トイレに行く回数を減らそうとして水分や食事を控えてしまい、それがきっかけで体の不調を引き起こしてしまうことがあります。
水分補給用だけでなく生活に必要となる最低限の水を備蓄しておきましょう

飲料や食事用だけで大人1人あたり1日3リットルを最低3日分、生活用水としてお風呂やポリタンクに水を溜めておいたり、雨水タンクを設置するなどして、備蓄しておきましょう。

食料

水と同じく、生命の維持に欠かせないのが食料です。非常食や水は、最低でも3日間、できれば7日間、支援なしで過ごせる備蓄があると安心と言われています。
すでに非常食や飲料水を備えているという人も、量と賞味期限を確認しておきましょう。

簡易トイレ

上下水道が使えなくなった場合、簡易トイレは必ず必要になります。市販の簡易トイレを1日5回×1週間分(最低でも3日分)を家族の人数分備蓄しておくと安心です。例えば3人家族なら、5回×7日×3人=105回分になります。

バッテリー・充電器

情報収集や、家族との連絡にスマートフォンは必須です。充電切れに備えてモバイルバッテリーと、充電用のケーブルもあわせて用意しましょう。

防災ラジオ

基地局の被災や家の停電などによって、インターネットに接続できない場合があります。インターネットがなくても情報が得られる、防災ラジオを用意しておくと安心です。乾電池タイプ・手回し充電タイプ・バッテリータイプなど様々な種類があります。

懐中電灯

懐中電灯が必要になるのは、夜間に停電で照明が点けられないときです。長い時間過ごす場所に置いておくと便利です。寝室や家族が集まるリビングなど、どこに置いたら良いか考えて設置しましょう。

乾電池

電池交換式の懐中電灯、ラジオなど、乾電池はさまざまな機器の駆動に欠かせません。単三電池や単四電池など汎用性の高い電池は、常に備蓄しておきましょう。

現金・小銭

キャッシュレス決済が普及し、現金をあまり持ち歩かない方が増えていますが、災害時は停電によって店のレジやATMが使用できず、現金のみで商品を販売する場合もあります。
日常的に使用しない場合でも、災害時に備えてある程度の現金は手元に用意しておきましょう。一万円札より、千円札や小銭を多めに用意するのがおすすめです。

衛生用品

断水時は、お風呂に入れないことも多く、不衛生になりがちです。
清潔に過ごすためにも、歯ブラシやドライシャンプー、ボディシート、生理用品などを用意しておくことをおすすめします。感染症予防のためのマスクや、手指消毒のためのアルコールもあると安心です。

ガスコンロ

ガスコンロがあると非常食を温めたりお湯を沸かしたりできます。また、哺乳瓶や調理器具を煮沸消毒できたり、温かいタオルで体を拭いたりできるなど、衛生面でも安心です。

消火器

大規模な地震では、火災も発生する恐れがあります。キッチンなどから出火した場合に備えて、家庭用の消化器をひとつ備蓄し、使い方もしっかりと確認しておきましょう。

防寒具

冬の寒い時期に地震が起こった場合、暖房が十分でない避難所や車の中などで過ごさなければいけません。寒さに耐えられて防風性も高いダウンジャケットやウィンドブレーカーを準備し、ニット帽や手袋、厚手の靴下などの小物類も持っておくと安心です。

家の中の安全対策

家具を固定する

家の中にいるときに地震が発生した場合、倒れてきた家具の下敷きになったり、家具が倒れて出入口がふさがれたりする可能性があります。
寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置かないようにして、家具を置く場合はなるべく背の低い家具にして壁に固定するなどの対策をしましょう。食器棚は扉が開いて食器が飛び出さないように、留め金を付けましょう。

家具の他にも、窓ガラスや照明、テレビ、冷蔵庫など、家の中には凶器になるものがたくさんあります。基本的に高いところにものを置くのは避けましょう。地震発生時に、どのような危険があるのかを考えて、対策をしておきましょう。

手の届くところに

手が届く範囲に、懐中電灯やスリッパ、ホイッスルを備えておきましょう。懐中電灯は停電による暗闇を歩くときに必須です。スリッパは割れたガラスなどの破片で足をけがをするのを防ぎます。ホイッスルは建物や家具の下敷きになった場合に救助を求めるためのものです。

安否情報の確認方法を家族で決めておく

家族が別々の場所にいるときに、災害が発生した際に、お互いの安否を確認できるように、日頃から安否確認の方法や集合場所などを家族で話し合っておきましょう
災害時は回線がつながりにくくなるため、連絡がとれない場合があります。安否確認には、「災害用伝言ダイヤル(171)」、携帯電話のインターネットサービスを利用した「災害用伝言板」などのサービスを活用しましょう。

まとめ

まとめ

地震によって、電気やガス、水道などのインフラが使用できなくなったり、生活物資が入手できなくなったりすることもあります。
そのような事態に備え、日頃からしっかりと備えておきましょう。

この記事の発信者

白山 ひとみ
経理事務

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