
小松市には、長い歴史の中で培われてきた文化や味があります。今回ご紹介するのは、嘉永年間(1848年〜1854年)に創業し、百七十年以上にわたりその味を守り続けている老舗「すみげん」。その暖簾をくぐると、まるで時が止まったかのような、懐かしくも新しい空間が広がります。
歴史が息づく空間で味わう「ふる里の味」

小松市三日市町に店を構える「すみげん」は、その創業から数えて七代にわたる歴史を持つ老舗です。店舗に足を踏み入れると、まず目を引くのはその趣のある佇まい。明治時代に建てられたという店舗兼住居は、国の登録有形文化財にも指定されており、一歩ごとに歴史の重みを感じさせます。

今回私たちは、有限会社ふる里の味すみげんの代表取締役社長、角谷 亮(かくたに りょう)さんに店内をご案内いただきました。角谷社長は、すみげんの歴史と味に対する情熱を熱く語ってくださいました。実は角谷社長、だしソムリエ1級検定の資格を持つ、まさに「だしのプロ」。その深い知識とこだわりが、すみげんの「ふる里の味」を支えているんですね。
北陸石川の逸品!珍味と佃煮の老舗

すみげんの主力は、長年の歴史の中で培われてきた北陸石川ならではの珍味や佃煮の製造・販売です。

店内には、だしソムリエの角谷社長が厳選した鰹節や昆布といっただしの素材はもちろんのこと、それらを活かした風味豊かな佃煮、さらには珍しい干物など、食卓を豊かにする品々がずらりと並びます。地元の旬の素材を丁寧に加工した商品は、どれもご飯のお供やお酒の肴にぴったり。一度食べたら忘れられない、奥深い味わいが特徴です。
嘉永年間から続く伝統的な製法を守りながら、手間ひまかけて作られるこれらの品々は、まさに「ふる里の味」。普段使いはもちろん、大切な方への贈り物としても喜ばれること間違いなしです。
絶品だしを堪能!こだわりランチも楽しめる


すみげんの魅力は、物販だけではありません。角谷社長がだしソムリエの知識を活かし、「極上のだし」を存分に楽しめるランチも提供しています。
ランチメニューでは、その極上だしを活かした蕎麦や、奥深い味わいが特徴のカレーなどを味わうことができます。だしの旨みが凝縮された蕎麦つゆは、一口飲めば心が和むような至福の味。だしをベースにしたカレーは、他では味わえない独特の風味とコクが楽しめます。
歴史ある空間で、こだわり抜かれた「だし」の真髄を味わえるランチは、まさに「すみげん」ならではの体験と言えるでしょう。
小松を訪れたら「すみげん」へ!
小松市を訪れた際には、ぜひ「すみげん」に立ち寄ってみてください。百七十年以上の歴史が育んだ「ふる里の味」を五感で感じ、だしソムリエである角谷社長の情熱に触れることで、きっと小松の魅力をより深く知ることができるはずです。
アクセス情報

店名 | 嘉永年間創業 すみげん |
住所 | 石川県小松市三日市町9 |
営業時間 | 9時30分~18時00分 水曜日定休 |
ウェブサイト | https://www.sumigen.co.jp/ |
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