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小松で古民家「こまつ町家」・古家活かして開店!

公開日:2025/07/29  更新日:2025/07/31

はじめに:古民家・古家が地方を動かす!

小松の市街地エリア「小松まちなか」には、懐かしくも美しい古民家や古家が佇んでいます。空き家として放置されているものもあり、実はこれらが地方創生のカギを握り、新たなビジネスチャンスを生み出しているのをご存じでしょうか?
この記事では、「いつか自分のお店を持ちたい」と考えている方から、「実家や所有している古民家をどうにかしたい」と考えている方まで、古民家・古家を活用した魅力的な事業アイデアと、それを実現するためのヒントをお届けします。

古民家・古家活用の魅力とは?

なぜ今、古民家・古家が注目されているのでしょうか?その魅力は多岐にわたります。

  • 独特の雰囲気と魅力
    新築では決して出せない、歴史が刻んだ温かみや趣は、それ自体が大きな価値となります。レトロな空間は、訪れる人に特別な体験を提供し、SNSなどでの拡散にも繋がりやすいです。小松市では「こまつ町家」としてブランド化に取り組んでおり、認知がされつつあります。
  • 初期費用を抑えられる可能性
    土地と建物を購入するよりも、古民家を賃貸したり、購入費用が抑えられたりするケースがあります。リノベーション費用はかかりますが、新築と比べると初期投資を抑えられることも少なくありません。
  • 地域との繋がり
    古くからその場所にあった建物は、地域住民にとっても愛着のある存在です。活用することで地域に新たな活気が生まれ、住民との良好な関係を築きやすいというメリットもあります。
  • 補助金・助成金の活用
    小松市では、空き家対策や地域活性化を目的とした補助金・助成金制度を設けています。これらを活用することで、経済的な負担を軽減できます。

アイデアを形に!古民家・古家活用事業の具体例

では、具体的にどのような事業が考えられるでしょうか?ここでは、地方都市で成功している事例を交えながらご紹介します。

1. 宿泊施設:非日常を味わえる隠れ家に

旅行者の「ここにしかない体験」への需要は高まる一方です。

  • ゲストハウス/ホステル
    国内外の旅行者が交流できるリーズナブルな宿泊施設。古民家ならではの共有スペースが人気を集めます。
  • 小規模ホテル/ブティックホテル
    こだわりの内装やサービスで、ワンランク上の宿泊体験を提供。特別な記念日旅行にも選ばれます。
  • 一棟貸し
    家族やグループで気兼ねなく過ごせるプライベート空間。キッチンやリビングを備え、暮らすように滞在したい層に人気です。

2. 飲食業:心安らぐ癒やしの空間

古民家の落ち着いた雰囲気は、食事の時間をより豊かにします。

  • カフェ/喫茶店
    縁側でお茶をしたり、趣のある空間でゆっくりと過ごしたり。地元食材を使ったメニューや、こだわりのコーヒーなどが人気です。
  • レストラン/料亭
    日本料理はもちろん、フレンチやイタリアンなど、様々なジャンルで古民家の設えを活かしたお店が増えています。隠れ家的な雰囲気が付加価値となります。
  • 居酒屋/バー
    落ち着いた雰囲気で地酒やクラフトビールを提供するなど、地元の人も観光客も楽しめる社交場になります。

3. 交流・体験施設:人が集まる「場」を創造

古民家は、学びや体験、交流の拠点としても最適です。

  • コワーキングスペース/シェアオフィス
    集中できる静かな環境と、利用者同士の交流が生まれるスペースは、フリーランスやリモートワーカーに好評です。
  • カルチャースクール/ワークショップスペース
    料理教室、陶芸体験、工芸品作りなど、地域の文化や魅力を体験できる場を提供します。
  • イベントスペース
    地域のマルシェ、展示会、小さなコンサートなど、多様なイベントを開催し、地域に賑わいをもたらします。

4. その他:アイデア次第で広がる可能性

  • シェアハウス
    地方移住を考える若者や多様な世代が交流しながら暮らせる住まい。
  • 写真スタジオ
    自然光が美しく、背景としての魅力も高い古民家は、和装撮影などに最適です。
  • セレクトショップ/アンティークショップ
    古民家の空間が、商品の魅力を引き立てます。

5.参考:町家を活用した人気ショップ

すでに小松まちなかで町家を活用した人気ショップがあります。訪れて人気店のヒントを得てはいかがでしょうか。

  • 滝本茣蓙店
    歴史ある茣蓙店ながら、世界の民藝文化を集めたアンティーク/インテリア/雑貨のお店として人気。
  • 中出精肉店
    本格炭火焼豚が人気。全国の航空ファンが小松基地の戦闘機を見に訪れ、その際に中出精肉店の「小松基地空上げ」を食べるという聖地巡礼のひとつに。
  • こまつ町家文庫
    築90年の小松町家をリノベーションした古本とカフェと手づくりジャムのお店。
  • 時を愛でる旅籠 龍助25
    1日2組限定。石蔵のお風呂が楽しめる広々とした贅沢な町家宿。

その他、当ブログでも小松まちなかの人気ショップを紹介しています。

あなたがオーナーになるために:成功へのロードマップ

「古民家を活用したい!」と思ったとき、何をすれば良いのでしょうか?

開業したい人へ

  1. コンセプトを明確に
    「どんな人に、何を、どのように提供したいか」を具体的にイメージしましょう。
  2. 情報収集と市場調査
    ターゲット層のニーズ、競合店の状況、地域の特性などを徹底的に調べましょう。
  3. 事業計画の策定
    資金計画、収支予測、人員計画など、具体的な事業計画を立てましょう。補助金や融資制度の活用も検討しましょう。
  4. 物件探し
    理想の物件探し、購入・賃貸の可否、など不動産会社へ相談しましょう。理想の物件に出会えるまで時間がかかります。不動産会社といっしょに時間をかけて探しましょう。
  5. 建物の状態確認と改修
    建物の老朽化度合い、改修にどれくらいの費用がかかるかをプロに相談しましょう。

古民家・古家を持っている人へ

  1. 現状把握
    築年数、構造、老朽化の度合い、立地などを確認しましょう。
  2. 活用の方向性を検討
    自ら事業を行うか、賃貸として貸し出すか、売却するかなど、様々な選択肢を考えましょう。
  3. 専門家への相談
    不動産会社、建築士、リノベーション業者などに相談し、物件の価値や改修にかかる費用、活用方法の可能性についてアドバイスをもらいましょう。
  4. リスクとリターンの評価
    活用に伴うメリットとデメリット、投資と収益のバランスを慎重に検討しましょう。

まとめ:あなたの古民家・古家が、小松の未来を拓く

古民家・古家は、単なる古い建物ではありません。そこには、地域に新たな価値を生み出し、人々を惹きつける大きなポテンシャルが秘められています。

開業を夢見る方にとっても、大切な古民家の活用法を探している方にとっても、今がまさにチャンスの時ではないでしょうか。

小松の魅力をもっと知りたい方はこちら!




この記事の発信者

平田 高仁
営業,売買担当

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