小松市の中心市街地には、約1,100軒の伝統的な建築様式の「こまつ町家」が存在します。 こまつの町家は、町割りにより高密度に区画されており、建物の側面が隣りの家と接するため屋根は切妻平入りの構造とし、通りに面しては格子戸を設けています。 また、昭和の大火を教訓に袖壁を設けるなど、人々が気持ちよく、安全に暮らしていく知恵と工夫、そして、美しさが備わっています。

小松の町並み

町人文化が栄えた時代の面影を町並みに残しています。

こまつ町家も人気

「こまつ町家」の人気はじわじわと上がってきており、伝統的な雰囲気を残しつつリノベーションをしてお住まいになる方や、店舗として活用される方が増えています。

コロナ禍でリモートワークが一気に加速し、人も企業も脱都会へと、空前の地方移住ブームの到来です。
地方移住のメリットは豊かな自然の中で、子供の情操教育に良いのを筆頭に、都会ではなかなか実践しづらい趣味等も楽しめるでしょう。
古民家の趣をのこしつつリノベーションし、現代的かつ温かみのある暮らしを楽しむ方が増えています。自然豊かで住みやすい街である小松市の「こまつ町家」の需要は2024年の北陸新幹線延伸により、今後さらに高まるでしょう。

こまつ町家の座敷

古い建物も活用できる場合があります

町家は歴史的な価値があるなどの魅力から、近年、リノベーションをして住む方や、ビジネスに利用する方が増えています。住宅からカフェやギャラリーなど幅広く使われている状況です。 伝統的な町家の活用は、地域の文化や歴史を守りつつ、新たな価値を創造する重要な取り組みです。

古い建物が残っていても活用できる場合もあります。価値のある建物かどうか、調べずに壊す前に町家・古民家の知識も豊富な弊社に一度ご相談ください。
修繕、住み替え、資産運用、相続で取得し少しでも高く売りたい方、さまざまな事情に応じてしっかりとお話をうかがいながらいろいろな方法をご提案いたします。
今すぐではなくても将来的に不動産の売却をお考えの場合でもお気軽にご相談ください。

活用事例

こまつ町家の趣を生かし、地域医療を支える

株式会社れん 訪問看護ステーション小松 らいず様

地域医療の一端を担う看護ステーションの事業所様です。
加賀エリアへの訪問介護サービスを行うために、サービスエリアの中心に位置していた小松市でテナントを探しておられました。小松市は小松空港と北陸新幹線延伸によるアクセスのよさも魅力でした。
当初は普通のテナントを考えていたそうですが、こまつ町家のこの物件をひと目見ての趣に魅了され、地域住民が気軽に健康相談できる場所としての機能を大いに発揮できるように、地域でも馴染みの深い「こまつ町家」を活用していきたいと選ばれました。この物件を決めるときにこまつ町家の問題として、駐車場が無い点がありました。しかし、幸いすぐ近隣に駐車場を借りることができたためその問題も解決しました。

株式会社れん 訪問看護ステーション小松 らいず

株式会社れん 代表取締役 宮本さんに取材しました!

町家のイメージにピッタリの家具

家具はもともとお持ちだったものですが町家のイメージにピッタリでした。

町家のなかの事務スペース

事務所スペース。照明を明るいものに変えることで町家であっても業務にはまったく問題なく、落ち着いた雰囲気のなかで仕事ができているとのこと。

町家の庭

四季それぞれの風情を楽しむことができる広い庭。

町家の2階座敷

2階は研修に活用していかれるそうです。

こまつ町家の看板