「そろそろ家を建てたいけれど、何から始めればいいか分からない」という方は多いのではないでしょうか。
今回は、注文住宅に必要な金額や住宅ローンなど、マイホームの購入の計画を始める段階でまず検討すべきことについてご紹介します。是非参考にしてください。
予算の検討
家づくりにおいて一番大切なのが資金計画です。まずは予算の検討をしましょう。
注文住宅の新築一戸建てにかかる費用と住宅ローンで借りられる金額を計算し、貯蓄と照らし合わせながら、どのくらいの予算をかけられるかを考えましょう。
- 自己資金(頭金)はいくら支払えるか
- 毎月いくらのローンなら支払えるか
- 何年ローンにするか
- ボーナス払いをするとしたらいくら支払えるか
計算してみて足りない場合は予算や建てる時期を見直すなど、無理のない資金計画を立てることが大切です。
返済額を考える際の基準
住宅ローンの毎月の返済額を考えるときは次のような基準で考えると良いでしょう。
- 賃貸で支払っていた家賃と同じくらいの返済額にする
- 住宅ローン総額を世帯年収の5~6倍に抑える
住宅ローンの月々の支払い額については、銀行のホームページなどからも簡単にシミュレーションができます。
定年までに繰り上げ返済ができるか等を検討し、短期間で支払いが終えられる額だと安心です。
例えば、小松市の物件の場合、以下のようなシミュレーションができます。
土地・・・57.50坪 745万円(12.9万円/坪) 建築条件なし
建物・・・35坪 3,025万円
合計 3,770万円
ローンシミュレーション
頭金200万円 返済年数35年 ボーナス返済なし 固定金利(固定3年)0.7%の場合
95,861円/月
ローンシミュレーションについては、こちらの記事をご覧ください!
注文住宅を建てるのに必要なお金
注文住宅で新築一戸建てを建てるときには、「土地代」「建築費用」「諸費用」などさまざまな費用がかかります。
土地の購入にかかる費用
注文住宅を建てるにあたって、所有地がない場合は、まず土地を購入するところから進めなければなりません。相続した土地や親が持つ土地に建てるケースではこの費用は不要です。
土地代 | 土地の購入費 契約時に5~10%の手付金を支払う |
土地の仲介手数料 | 仲介業者に支払う手数料(売主から直接購入する場合は不要) 一般的な相場は上限の「土地代の3%+6万円」 |
収入印紙代 | 土地の売買契約書に貼る収入印紙の代金 |
建築費用
注文住宅を建てる費用のなかで、大きな割合を占めるのが、「建築費用」です。
本体工事費 | 建物本体にかかる費用 (仮設工事費、基礎工事費、木工事費、外装工事費、内装工事費、住宅設備工事費、電気工事費など) |
付帯工事費 | 庭や塀、駐車場のほか、配管や空調の工事など建物以外にかかる費用 (解体工事費、地盤調査費、地盤改良工事費、造成工事費、引き込み工事費、配管工事費、空調工事費、外構工事費など) |
諸費用
諸費用とは、各種税金や手続き・申請に必要な費用のほか、家具・家電購入費、引っ越し費用など建築工事以外にかかる費用です。
印紙代 | 工事請負契約書に貼る収入印紙の代金 |
登記費用 | 土地・建物の所有権を得るための登記をするための費用 |
建築確認申請手数料 | 建築前に行われる「建築確認」の申請にかかる手数料 |
不動産取得税 | 不動産の取得にかかる税金 |
火災保険料・地震保険料 | 火災や地震による建物の被害を補償する保険への加入費用 |
家具・家電購入費用 | 新居に置く家具や家電の購入費用 |
引っ越し費用 | 新居へ引っ越しするための費用 |
地鎮祭費用 | 建築工事を行う前に行う儀式「地鎮祭」に必要な費用 |
実際にどのくらいかかるのか知りたいときは、契約していない場合でもハウスメーカーなどに相談するとおおまかに見積もりを出してくれます。
具体的な費用の目安については、別の記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
暮らしのイメージづくり
大体の予算を検討したら、次に「どんな家に住みたいのか」「どのような暮らしをしたいのか」といったイメージを膨らませて、未来の家族のライフスタイルを具体的に考えましょう。
住みたいエリア
暮らしをイメージした時に、どのエリアに住みたいかまず考えてみましょう。
明確なエリアが絞り込めない場合でも、希望を出すことで見つけやすくなります。
例えば次のような希望でエリアを決める方が多いです。
- 会社や学校が近い
- 駅から徒歩〇分以内
- 実家に近い
- 近くにスーパーなどの商業施設がある
- 安い土地を探したい
- 同じ世代の人が多い
エリアが決められなくても、「会社まで車で30分以内で通勤したい」「小学校まで1km以内で」などといった希望条件を明確にしておくと、不動産会社が適切なエリアを提案してくれます。
すべての希望条件を満たすことは難しいですが、条件に優先順位を付けておくことで、希望に近い土地が探しやすくなります。
どんなデザインの家を建てたいか
次にどんなデザインの家にしたいかを考えましょう。
「木造のナチュラルな家」「和モダンな家」「シャープでスタイリッシュな家」「ログハウス風の家」など、どんなタイプの家を建てたいのかイメージしておくと相談する時にスムーズです。
住宅展示場やモデルハウスに行くと、さまざまなタイプの家を見ることができますので、理想のスタイルのイメージもつきやすくなります。気に入ったデザインや間取りの家の写真や広告などを集めておくのも良いでしょう。
生活スタイルに合わせて暮らしをイメージするのもおすすめです。
例えば「広いお庭でバーベキューをしたい」「駐車スペースは3台分ほしい」「吹き抜けがある家がいい」「家庭菜園を楽しみたい」など、家族で話し合い、実現したいことを具体的にリストアップしましょう。予算によってはすべての希望を満たせないこともあるので、譲れない条件から優先順位をつけましょう。
住宅性能や仕様に希望があるのか
住宅性能は、住み心地や暮らしやすさに直結する重要な要素です。長く安心で快適に暮らせる住まいを実現するために、断熱性・気密性・耐震性・省エネ性など、どんな性能が必要かを考えましょう。
各社で仕様やグレードを設けていることがあるので、希望する仕様・性能がある場合は、依頼先を検討する際に対応可能なのかチェックしましょう。
具体的なイメージや希望条件があると、実際にハウスメーカーに相談する段階で好みのイメージや住宅性能や仕様が伝えやすくなるのであらかじめ考えておきましょう。
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今回は、注文住宅で新築一戸建てを建てる場合に、最初にすべきことをご紹介いたしました。まずどのくらいの予算になるのかを検討して、暮らしの具体的なイメージを考えてみましょう。
次回からは、注文住宅を建てるまでの流れをご紹介していきます。
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