不動産活用相談

確かにリフォームせずにそのまま住むのは難しい古い物件でした。

しかし、最近は中古住宅を購入しリフォーム・リノベーションして住む人が増えています。そういった方は中古物件をできるだけ安く購入して、自分好みにリフォームしたいと考える方が多いです。リフォーム費用を上乗せした価格で売り出された中古物件のニーズは低くなりがちです。

リフォームは行わず、そのままの状態で売り出したところ、改修して住みたいという方が購入され、適正価格で売却することができました。

空き家の活用方法は様々です。
「そのまま売却する」「解体して土地として売却する」「リノベーションして賃貸にする」など建物の状況をみて最適な方法をご提案させていただきました。長年培ってきた豊富な経験に基づき、適正に判断いたします。

空き家は放置しているとどんどん建物の劣化が進み、資産価値が下がっていきます。何か対処したいと考えるのであればお早めにご相談ください。

基本的に、住宅ローンが残った状態で売却することはできません。
住宅ローンを組むと、抵当権が設定されます。抵当権を抹消しなければ引渡しができず、抹消するためには住宅ローンの完済が条件となっているためです。

こちらの物件を査定したところ、査定額よりも住宅ローン残債が上回る結果となりました。ローンを完済するためには、自己資金で補填しないといけませんが、難しい状況でした。
そこで賃貸として貸し出してみてはどうかとご提案させていただきました。

住宅ローンが残っている物件は「無断で」賃貸に出すことが禁じられていますが、転勤や親の介護など「やむを得ない事情」があると金融機関が認めた場合、賃貸への切り替えを認めてくれることがあります。
金融機関に相談し、賃貸として貸し出すことができました。

賃貸中の物件を売却する方法は３つあります。
・賃貸中のまま売却する(オーナーチェンジ)
・入居者に直接売却する
・入居者が退去後に売却する

この事例では、まず入居者に購入意思があるかを確認したところ、購入意向がありましたので、そのままスムーズに売却することができました。

入居者に購入意思があっても、「資金がない」「ローン審査が通らない」などの問題が発生することもあります。
直接売却できないようなら、オーナーチェンジなどの方法もありますが、買い手が希望する利回りになるように値下げ交渉が入るケースも多いです。