恒和不動産株式会社
小松の暮らしや不動産情報を発信中!

小松の不動産の売り時はいつ?不動産の2025年問題の影響は?

公開日:2025/02/28  更新日:2025/03/03

不動産市場は常に変動しており、高額売却のチャンスは限られているのが現実です。特に最近では、不動産の2025年問題、金利の上昇、税制改正、社会情勢など、不動産価格に影響を与える要因がいくつもあります。不動産を売却しようと考えているのであれば、もしかすると今がまさにチャンスかもしれません。社会状況が与える小松の不動産への状況を捉えることが重要です。動向を把握し、最適な戦略を立てることで、あなたの不動産を最高の価格で売却できる可能性が高くなります。

不動産価格は上昇傾向!2025問題による影響は?

石川県の土地価格は、2013年から2024年の11年間において、住宅地で+0.5%、商業地で+1.3%、この1年間では住宅地が+1.4%、商業地が+1.1%の上昇を見せています。ゆっくりではありますが、やや上昇している状態であることがわかります。

小松市の人口は、4年前と比べて1.8%も減少しています。これからはさらに減少スピードが加速することが予想できます。一方で世帯数は増加しています。核家族化や少子化、未婚化、高齢者の単独世帯が増えていると考えることができます。この点も、不動産市場に影響を与える大きな要素となります。

2025年問題とは?不動産へのニーズが変わる

2025年問題とは、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となることで、日本全体に起こるとされています。人口が減少していることに伴い、空き家が増えている問題も深刻化しています。2018年の時点で、石川県の空き家率は14.5%、空き家数は約7.8万戸に達しています。

高齢化社会が進むなかでは、利便性の高いエリアを求められたり、大きな建物ではなく小さな建物が求められたり、バリアフリーに対応した物件が求められることが考えられます。このようにニーズは変化していくため、所有している不動産の状況の見極めと、対策が求められるでしょう。

2024年に見られた日本銀行の金融政策の転換は、2025年にも継続されると予測されています。 物価動向や経済状況によっては、追加の利上げが行われる可能性も考えられます。

金利が1%上昇すると、住宅ローンの利息は35年で15〜20%増加します。例えば、月々約10万円の返済を予定している場合、現在は3,500万円の物件を購入することができますが、金利が1%上がると、毎月の支払いが10万円のままで、購入できる物件は3,000万円程度にとどまってしまうことになります。

固定資産税が6倍に!売却が増加する要因に

2023年12月から、空き家に対する対策がさらに強化されました。「特定空き家(周囲に迷惑をかける空き家)」になる前の「管理不全空き家」にも、指導や勧告(固定資産税の特例廃止→税金が6倍になる)を行うことができるように、法律が変更されたのです。

手入れがされていない空き家は湿気がこもり、家が傷みやすくなります。老朽化が進むと、周辺住民にも迷惑がかかることが増えています。そのため、自治体ではきちんと管理されていない空き家を「特定空き家」と認定し、指導やペナルティを行うようになっています。

これまでは、空き家の状態がひどくない限り、行政からの指摘を受けることは少なかったのですが、その対象が広がり、ペナルティ(固定資産税の減免措置の撤回)が増える可能性があります。そのため、空き家の売却が今後さらに増加することが予想されます。

つまり、市場に不動産が過剰となり、不動産価値は低下すると考えることができます。

チャイナマネーと小松の不動産価値

都心部で見られる中国人による不動産購入、いわゆる「チャイナマネー」によるバブル化は、地方都市にも影響を与える可能性があります。しかし、その影響は都心部とは異なり、地域ごとに差が生じると考えられます。

観光地やリゾート地:
訪日中国人観光客が多く集まる地域や、リゾート地として人気の高いエリアでは、ホテルや旅館、別荘などの不動産需要が増加する可能性があります。特に、温泉地や自然豊かな地域は、中国人投資家の関心を集めやすいと言えるでしょう。

交通の便が良い地域:
新幹線や空港など、交通アクセスが便利な地方都市は、都心部へのアクセスを重視する中国人投資家にとって魅力的な投資先となりうるでしょう。これらの地域では、マンションや商業施設の需要が高まる

つまり、小松のような地域ではその影響は限られていると言えるでしょう。土地価格が急激に高騰する可能性は低いと考えられます。

チャイナマネーバブル崩壊の影響

不動産価格の急落リスク

中国経済は、不動産市場の低迷、地方政府の債務問題、米中貿易摩擦など、さまざまな課題に直面しています。今後減速が進み中国人投資家による売却が始まると、不動産価格が急落するリスクがあります。特に、都心部や中国人投資家による購入が多かった地域では、影響が大きくなる可能性が高いでしょう。

空き家の増加による価格の下落

中国人投資家が活発に投資している地域の宿泊施設や不動産が、価格の下落を引き起こし、地域にも悪影響を及ぼす恐れがあります。空き家が増えることで、価格の下落がさらに進むことになることも考えられます。

小松の不動産の売り時はいつ?

市場の状況や知識をしっかりと把握した上で、適切に判断することが求められます。それぞれの不動産の状況により異なりますが、地方では今後需要に変化が起こってニーズが急増する可能性は低く、一方で下落するリスクが潜んでいる状態であるといえるでしょう。

売却の検討は早めに行うことが大切です。

将来、親が認知症になった場合や、共有名義の不動産を売却検討する場合など、売却しようと思っても売却できないことがあることも知識としてもっておく必要があります。不動産のことは後回しにする傾向がありますが、後回しは絶対に避けましょう。

「売りたくても売れない不動産」については、後日このブログでさらに詳しく紹介する予定です。

不動産を活用して価値を生み出す方法を考える

不動産を維持する費用やリスクも考慮しておく必要があります。不動産を所有するうえでは、固定資産税や維持費といった負担が生じます。そのため、今は売却しないと判断するのであっても、空家を賃貸として活用するなど、価値を生み出す方法を検討することが重要です。

核家族や単独世帯が増えていることから、今後は賃貸の需要も拡大していくと考えられます。

「空き家の活用」については、後日このブログでさらに詳しく紹介する予定です。

お持ちの不動産についてまずはご相談ください!

不動産は大切な資産です。家族との思い出が詰まった実家、先祖から代々受け継がれてきた土地など、不動産への想いは人それぞれかと思います。
恒和不動産ではそんな思い入れの深い不動産だからこそ金額だけでは計れない不動産取引を目指し、お客様から新たなお客様へと想いを繋いでいきたいと考えております。

活用されていない土地や建物をお持ちの方は、売却や活用を一度ご検討頂ければと思います。査定は無料で行っていますので、お気軽にご相談下さい!

この記事の発信者

金田 孝
営業,売買担当

戻る