肌寒く感じる日も増え、いよいよ本格的な秋を迎えました!
食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋などいろいろありますが、なんといっても日本の秋といえば美しい紅葉の季節です。今回は紅葉シーズンに参拝したい「那谷寺(なたでら)」についてご紹介します。
那谷寺はどんなところ?
(写真提供:石川県観光連盟)
那谷寺は、奈良時代の717年に泰澄法師により創建されました。白山を崇拝し、自然に敬意をはらう自然智の教えを今に伝える白山信仰の寺です。
那谷寺の境内には「大悲閣(本堂)」「三重塔」「護摩堂」「鐘楼」「書院」といった国の重要文化財が現存します。その他にも国指定名勝の「奇岩遊仙境」「書院庭園・茶室」など、たくさんの見どころがある人気観光スポットです。
紅葉の名所としても有名で、歴史的な建造物と紅葉がとても美しい景観を作り出しています。
そんな那谷寺は「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」でも1つ星の認定を受けています。
那谷寺の紅葉の見どころ
奇岩遊仙境
(写真提供:石川県観光連盟)
そそり立つ巨大な岩壁に、いくつも開口する穴が独特の美しい景観を作り出しています。
昔は海底噴火の跡であったと伝えられ、永い年月の間、風と波に洗われながら、現在の奇岩が形成されたそうです。奇岩遊仙境の白に紅葉の赤や黄色のコントラストが映える様子は、北陸でも屈指の紅葉の名所となっています。
松尾芭蕉が立ち寄り詠った「おくのほそ道の風景地」として国指定名勝となっています。
写真では伝わりにくいのですが、実際に見るとそのスケールの大きさ、紅葉と奇岩が織りなすダイナミックな景観に圧倒されます。自然のパワーを強く感じます。
楓月橋
(写真提供:石川県観光連盟)
楓月橋の名の通り、秋には色づいた紅葉に囲まれる橋です。奇岩遊仙境を眼下に展望台へとつながる高台の橋から見る眺望は、那谷寺屈指の景勝といわれています。朱塗りの橋と紅葉の組み合わせが美しく、心に焼き付きます。
橋の途中にかわいいお猿さんがいるので、ぜひ探してみてくださいね。
展望台・鎮守堂
(写真提供:石川県観光連盟)
境内で最も美しい眺めだといわれているのが、展望台の上にある「鎮守堂」からの眺めです。境内の紅葉を一望できます。ここからの美しい眺めは、ぜひご自身の目で見て感じてみてください。
高いところから見渡すとまた違った感動があります。自然が作る美しさを感じられる素敵な場所です。
那谷寺の詳細情報
住所 | 〒923-0336 石川県小松市那谷町ユ122 |
アクセス | 小松駅より ① 小松駅〜(JR)〜粟津駅〜(北鉄加賀バス/那谷寺行き)〜那谷寺 ② 小松駅〜(北鉄加賀バス(小松地区)/那谷寺行き)〜那谷寺 ③ タクシーで約30分 |
営業時間 | 9:15~16:00 |
定休日 | 年中無休 |
※2024年7月現在の情報です。
今回は「紅葉の那谷寺」についてご紹介しました。
那谷寺は四季によってさまざまな雰囲気を楽しむことができますが、秋の那谷寺は北陸でも屈指の紅葉の名所となっています。
そんな紅葉の見頃は11月上旬〜下旬頃です。11月中は綺麗なもみじを見られそうですね。今回紹介した見どころ以外にも、素敵なスポットがたくさんありますので、ぜひご友人やご家族と参拝してみてはいかがでしょうか。
白山 ひとみ
経理事務