
小松市の魅力を市内外に発信するため、恒和不動産が企画した町歩きツアーの様子をご報告します。5月9日から11日に開催される小松のお祭り「お旅まつり」をより楽しんでもらうことを目的に、4月27日に午前・午後の2回、 町歩きツアーを実施しました。
ツアーは三日市(みっかいち)曳山交流館みよっさからスタートし、館長による曳山と小松の文化についての説明が行われました。その後、旧北國街道沿いにある滝本茣蓙店の店主・辻奈穂子さんの案内で、町歩きを楽しみました。
主な見どころは以下の通りです。
三日市曳山交流館みよっさ
小松には8基の曳山が現存しており、展示されている曳山についての解説がありました。保存に向けた取り組みについても紹介されました。

旧北國街道
かつての主要街道であり、物資の輸送路として栄えた歴史が紹介されました。近年では無電柱化が進み、美しく整備された歩道とともに、昔ながらの街並みを活かした景観がよみがえりつつあります。地元の店主たちも力を合わせ、かつての賑わいを取り戻すためにさまざまな工夫を凝らしています。

龍助町
旧北國街道沿いの地区で、かつて多くの茣蓙屋が軒を連ねていた歴史が語られました。

茣蓙屋「滝本茣蓙店」
260年続く茣蓙店で、現在はインテリア雑貨の販売やインテリア設計を行っています。火災に強い銅板の外壁についての説明がありました。間口が狭く奥に長い町家の特徴や、奥にある土蔵が四重の扉で守られていることなども紹介されました。

ジャパン九谷のふるさと 松雲堂
九谷焼を海外に広めた松本佐平の旧宅で、現在はレンタルスペースとして活用されています。建物は当時の姿のまま残されています。

アンティークショップ ANTWARP(アントワープ)
町家をリノベーションしたベビー服とアクセサリーの店が紹介されました。中庭や土蔵が残されており、土蔵は手づくり指輪 silo(シロ) として利用されています。

宿泊施設「龍助25」
町家をリノベーションした宿泊施設で、土蔵を大浴場として活用している点が紹介されました。高い吹き抜け天井が特徴であることも紹介されました。

絹織物の問屋(現福井銀行小松支店)
現在の福井銀行の場所には、かつて大きな絹織物の問屋があり、機織りも行われていた豪邸があったことが紹介されました

龍助町曳山倉庫
龍助町が独自に所有する曳山倉庫を見学しました。龍助町の曳山は二重の屋根が特徴で、舞台の天井には松本佐平による龍の絵が描かれています。曳山子供歌舞伎についても紹介があり、口上が披露されました。
もともと曳山は毎年分解して保管されていましたが、龍助町では保管倉庫に収納する方式をとったため、解体方法が伝承されず、改修の際には大工を探すなどの苦労があったこと、また車輪の交換や天井絵の手入れにまつわる失敗談についても説明がありました。


長保屋茶舗(ちょうぼやちゃほ)
北陸三県でも古く、江戸時代から370年・12代にわたって続く茶屋であることが紹介されました。前田利常が初代・長谷部理右衛門に茶の栽培を命じたことが、小松でのお茶栽培の始まりとされています。現在も小松周辺ではお茶の栽培が行われていること、また、茶壺や茶箱などお茶の保存容器の変遷についても紹介がありました。

クランク状の道
旧北國街道の一部がクランク状になっている理由として、戦国時代の城を守るための工夫であったという説が紹介されました。

中出精肉店
看板建築の精肉店で、名物の焼き豚や、小松基地唐揚げ「空上(からあげ)」について説明がありました。航空自衛隊の基地が近くにあるため、航空ファンが多く訪れるというエピソードも語られました。

恒和不動産では小松市の魅力を体験できる様々なツアーやイベントを企画しております
お旅まつりではフォトコンテストも開催いたしました。(近日結果発表!)
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